ルーキーでありながら緊迫する接戦の終盤を任されている榎田。
これまで自責点もわずか10と、抜群の安定感をはかっていたが、
2011年9月11日、ヤクルトの4番・畠山に許したホームランは首位ヤクルトに3連敗を喫することに繋がる手痛い一発となってしまった。
しかしながら、プロ47試合目、50イニング1/3で初被弾を浴びるまで、ホームランを打たれていない安定感は評価すべき。
2011年は小林宏の加入で、久保田・藤川球児と並んで期待されたトリプルKはシーズン中盤も持たずに崩壊。
小林宏・久保田が2軍で調整を続ける中、ベテラン福原、鉄壁の渡辺に混ざって貴重なリリーフ左腕として1年目から力を発揮し続けている榎田が、ついに打たれてしまった。
ホームランを打たれた1球は、防御率を1点台に抑えていた榎田らしからぬ不用意は1球。
キャッチャー小宮山がリードする配球の意味、そして神宮球場の狭さを頭に入れておけば、防げたであろう1発なだけに悔いが残る。
1球の怖さを知るには十分すぎる登板となったことには間違いない。
なお、オールスターゲームでは日本ハム稲葉にホームランを浴びている。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計 安 失
阪神 0 0 0 0 0 1 0 1 0 2 7 1
ヤクルト 0 0 0 2 0 0 0 2 X 4 3 0
勝利投手 [ ヤクルト ] 松岡(2勝1敗0S)
敗戦投手 [ 阪神 ] 榎田(2勝3敗1S)
セーブ [ ヤクルト ] 林昌勇(3勝1敗24S)
本塁打 [ ヤクルト ] 畠山 17号(8回裏2ラン)
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