ヤクルト・由規との、1点を争う息詰まる投手戦に投げ勝ったメッセンジャー。
唯一の得点機では珍しいシーンも見られた。
代打で繋ぎのヒットを打った桧山の代走として、1塁に登場したのは1軍デビューとなる野原将。
続く1番・平野のタイムリーヒットで、2塁に進むも、ここで大和に交代。
わずか1塁→2塁に走塁しただけのデビュー戦となったのだが
代走に代走を送られるという珍しいシーンは、ちょっと理解できなかったと同時に、この時に流れが少し止まったように感じた。
この後、2死満塁まで攻めるも結局は1点止まり。
8回からの守備のことを考えて、3塁に大和を守らせることを目的とした“代走の代走”だったのだろうが、それならば最初っから桧山の代走に大和を投入しとけば良かったのでは?とも思ってしまう。
この日のヒーローインタビューは9勝目を7回無失点10奪三振の好投を見せたメッセンジャーと殊勲打の平野だったが、陰ながらもう一人のヒーローを忘れてはいけない。
前回499試合目の引き分け試合での登板で、通算100ホールドを記録し、史上初の「100セーブ&100ホールド投手」となった守護神・藤川球児だ。
藤川にしてみれば通過点に過ぎない500試合登板だったのかもしれないが、長い歴史を誇る阪神タイガースにおいて、500試合に登板した選手はいまだ4人だけ。
阪神球団5人目、史上87人目の500試合登板を果たした藤川は、この日も1点リードの僅差の場面で、1イニングを難なく3人で打ち取り、今季30セーブ目を達成。
意外にも3年ぶりとなる30セーブで、セーブポイント数を広島・サファテと並べた。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計 安 失
ヤクルト 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 4 0
阪神 0 0 0 0 0 0 1 0 X 1 6 0
勝利投手 [ 阪神 ] メッセンジャー(9勝3敗0S)
敗戦投手 [ ヤクルト ] 由規(6勝6敗0S)
セーブ [ 阪神 ] 藤川(3勝2敗30S)
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