5回裏代打で甲子園球場にてコールされた名前は、森田一成。
変化球を空振りしたあとの中日・ネルソンが投じた2球目。
フルスイングした打球はレフト方向へグングン伸びていき、
浜風にも後押しされて左翼ポール際へ飛び込むプロ初ホームラン。
プロ初打席でのホームランは、プロ野球史上51人目だが、意外にも阪神タイガースでは球団史上初となる記録を達成した。
ちなみに、代打でのプロ初打席初本塁打は2009年の中日・福田以来史上13人目。
森田一成選手にとっても大きなホームランだが、
阪神にとってもこの試合、2点ビハインドからの同点2ランで試合を振り出しに戻した大きな一発。
ピリッとしなかった先発・能見に代えての代打打席だっただけにその意味合いも大きい。
プロ4年目の21歳。岡山・関西高から08年に高校生ドラフト3巡目で入団(背番号は64)するも、
2008年シーズン後、右肩の故障で翌年には育成選手に降格(背番号122)。
2010年7月20日支配下選手に再登録。背番号は今付けている69に変更。
1軍帯同初日となった2011年7月26日でいきなり活躍を魅せた。
母校が夏の甲子園出場を決めたこの日、185センチ、93キロの巨体を生かした長打力を大舞台で披露した森田。「たまたま」と言うが、後輩たちの活躍が刺激となったのは確かだ。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計 安 失
中日 0 0 1 1 1 0 0 0 0 3 8 1
阪神 1 0 0 0 2 0 0 2 X 5 7 0
勝利投手 [ 阪神 ] 小林宏(1勝4敗0S)
敗戦投手 [ 中日 ] ネルソン(6勝7敗0S)
セーブ [ 阪神 ] 藤川(3勝0敗20S)
本塁打
[ 中日 ] 和田 9号(5回表ソロ)
[ 阪神 ] 森田 1号(5回裏2ラン)
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