対中日戦、8回表2アウト1塁で代打として打席に立った金本。
その2球目、1塁走者の俊介が盗塁を企画するも2塁手前で憤死、3アウトチェンジとなってしまった。
打席に取り残された金本の扱いは、
公式記録上、代打としては記録されるが、連続試合出場にはカウントされない。
広島時代の1998年7月10日のヤクルト戦からの2013年4月15日まで
足かけ14年に渡って築きあげられた、連続試合出場記録が1766(歴代2位=1位は衣笠祥雄2215試合)でストップした瞬間になってしまった。
ちなみに、試合に出場したことにはなるため、ゲーム終了時の公式データを確認すると
試合数はチームの数と同じ、「4」として記録されている。
◆野球規則10・23 連続記録の規定◆
プレーヤーが連続試合出場を記録するためには、少なくとも自チームのあるイニングの守備(回の初めから終わりまで)に出場するか、あるいは塁に出るかアウトになって打撃を完了しなけらばならない。代走として試合に出ただけでは、連続試合出場を記録したことにはならない。
◆連続出場ストップメモ◆
2632試合連続出場のオリオールズ、C・リプケン、2130試合のヤンキース、L・ゲーリッグは自ら監督に進言して記録に終止符。日本記録の2215試合の衣笠祥雄は現役生活を全うしてユニホームを脱いだ。ヤンキース時代の松井秀喜は06年5月11日、Rソックス戦の1回表の左翼守備で左前に落ちた打球を捕球しようとした際に左手首を骨折して退場。1イニングの守備を完了しないために、巨人時代から続けてきた日米連続試合出場は前日までの1768(日本1250、米国518)でストップした。また、阪神の藤村富美男は1954年に暴力行為で退場。その後20日間の出場停止で当時日本記録更新中だった連続試合出場は1014でストップした。
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